市販の睡眠薬(睡眠改善薬)のおすすめは?オンライン処方薬との違いを解説

市販の睡眠薬(睡眠改善薬)のおすすめは?オンライン処方薬との違いを解説

「市販の睡眠薬でなるべく効果が強いものを選びたい」
「市販の睡眠薬のおすすめは?」

市販の睡眠薬=睡眠改善薬であるため、厳密にいえば睡眠薬は市販されていません

市販の睡眠薬(睡眠改善薬)は一時的な不眠の症状の改善に効果が期待できますが、早期に耐性がつきやすいことから長期的には服用できません。
※参考:不眠・過眠と概日リズム障害|日本神経治療学会

一方で、病院で処方される睡眠薬は、効果の持続時間成分が異なり、不眠の改善により強力な効果が期待できます。

病院で処方される睡眠薬と市販の睡眠薬の違いを、以下で比較してみました。

市販薬と処方薬の違いとオンライン処方のメリットを解説する画像
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 睡眠薬(医療用)睡眠改善薬(市販薬)
対象の症状慢性的な不眠症状一時的な不眠症状
効果
不眠症を改善

一時的に入眠をサポート
購入場所薬局(処方箋あり)・ネット薬局(処方箋なし)・ネット
副作用ややリスクが高いリスクは低い
価格
保険適用でコストが抑えらる

保険適用外で自己負担
主な成分ベンゾジアゼピン系(フルニトラゼパム など)
非ベンゾジアゼピン系(ゾルピデム など)
メラトニン受容体作動薬(ラメルテオン)
オレキシン受容体拮抗薬(スボレキサント)
ジフェンヒドラミン塩酸塩
成分の違い主に中枢神経に直接作用する強力な成分抗ヒスタミン薬に由来する比較的マイルドな成分
使用期間の目安医師の指導に従って継続原則2~3日以内

睡眠薬は、慢性的な不眠の症状改善を期待できます。

不眠の症状を根本的に解決したいという方は、病院で睡眠薬を処方してもらうことをオススメします。

睡眠薬はオンラインで処方してもらうことも可能で、手軽に処方薬を手に入れることができます

オンライン診療のメリット 
診断利便性

自宅で簡単にできる
治療継続率の向上

高い
スマホで短時間遠方可
待ち時間受け取りスピード

移動時間・待ち時間なし
忙しい人でも利用しやすい

数日~1週間程度
即日発送も可能

オンライン処方薬は、家から出ずに医師の診断を受け、効果の高い睡眠薬を手に入れることができるという大きなメリットがあります。

効果が強い睡眠薬が欲しい人はこちら

オンラインクリニックで診断を受けて、より効果的な睡眠薬で、眠りの悩みを改善しましょう。

オンラインクリニックで処方される代表的な睡眠薬
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薬品名主な効果・特徴特徴主成分用法・用量
デエビゴ覚醒を促す物質の働きをおさえるお薬の併用禁忌が少なく服用しやすいレンボレキサント1回1錠
リスミー不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくし、睡眠を持続させるエスゾピクロンと比較すると作用時間は長いリルマザホン塩酸塩水和物1回1錠
エスゾピクロン(ルネスタジェネリック)寝つきが悪い、
熟睡できないなどの不眠症状を改善
不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくするエスゾピクロン1回1錠
ラメルテオン(ロゼレムジェネリック)寝つきが悪い、朝起きられないなどの症状を改善眠時間が短い方よりも、昼夜逆転など睡眠リズムに問題がある方に効果がありラメルテオン1回1錠
加味帰脾湯(カミキヒトウ)不眠症、精神不安などの改善によく用いられる漢方薬ストレスや心労によって心身のバランスが乱れた状態に対応四君子湯(しくんしとう)1日1回2包
酸棗仁湯(サンソウニントウ)体力が低下して、心身が疲労している人の不眠の改善によく用いられる漢方薬体力が低下している人、疲労・ストレスに敏感な人に適している酸棗仁(サンソウニン)1日1回2包

この記事では、市販の睡眠薬の効果や副作用、選び方を解説します。

病院の処方薬との違いや睡眠の改善を目指す方法も解説しますので、より睡眠改善の効果が期待できる睡眠薬を選びたい人はぜひ参考にしてください。

結論だけ知りたい!記事早見表
市販の睡眠改善薬と病院の睡眠薬の違いは?病院処方の睡眠薬は効果が強く保険適用になる
睡眠薬の処方を取り扱ってるクリニックは?睡眠薬の処方を扱っている
おすすめオンラインクリニック3選
市販の睡眠薬をの選び方は?症状別で睡眠薬の種類を選ぶ

マツオカそらいろクリニックについて

マツオカそらいろクリニックは一般内科の診療はもちろん、呼吸器専門医が咳・喘息・アレルギーの専門的治療を行っています。

当コラムでは睡眠薬(睡眠導入剤)について、医師の知見から効果や注意点を解説いたします。

睡眠時無呼吸の検査も行っているので、睡眠に関するお悩みをお持ちの方はご相談ください。

受診日の前日から当日(予約診療時間30分前)まで24時間 Web予約を受付けております。

診療時間について
朝 09:00~12:00(初診11:30まで)
昼 13:30~15:45(初診15:30まで)
夕 17:00~18:45(初診18:30まで)
※皮膚科の診察は(水) 朝9:00~11:45のみです(初診11:30まで)

目次

市販の睡眠薬とは?病院の処方薬との違い・成分・期待できる効果を紹介

市販と処方の睡眠薬の違いを説明する画像

市販で購入できる睡眠改善薬の代表的なものを以下にまとめました。

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薬剤名小売価格(税込)特徴主成分形状用法・用量販売元
ドリエル
1,100円(6錠)脳におけるヒスタミンの働きを抑え、眠気を促すジフェンヒドラミン塩酸塩白色コーティング錠1日1回2錠エスエス製薬
2,090円(12錠)
ネオデイ
923円(6錠)脳におけるヒスタミンの働きを抑え、眠気を促すジフェンヒドラミン塩酸塩錠剤1日1回2錠大正製薬
1,760円(12錠)
リポスミン
352円〜 (12錠)一時的な不眠症状を緩和ジフェンヒドラミン塩酸塩フィルムコーティング錠1日1回2錠皇漢堂製薬
ハイヤスミンA
1,320円(10錠)服用すると眠気を誘う作用を利用ジフェンヒドラミン塩酸塩錠剤1日1回2錠福地製薬(株)
アンミナイト1,195円(30mlX3)ドリンクタイプの睡眠改善薬ジフェンヒドラミン塩酸塩ドリンクタイプ1日1瓶ゼリア新薬工業
ヨネール
1,500円(12錠)一時的な不眠の寝つきが悪い,眠りが浅いといった症状の緩和ジフェンヒドラミン塩酸塩錠剤1日1回2錠米田薬品
ナイフル
1,050 円(10錠)服用すると眠気を誘う作用を利用ジフェンヒドラミン塩酸塩錠剤1日1回2錠アスゲン製薬株式会社
抑肝散
2,400円(1.875g×20包)神経の興奮状態を緩和抑肝散顆粒剤成人1日7.5gを2~3回に分割漢方製薬

厳密な意味での睡眠薬は医師の処方が必要であり、ドラッグストアなどでは販売されていません。

そのため市販の睡眠薬とは、一般的に睡眠改善薬や漢方薬などを指し、場合によってはサプリメントも含めて紹介されることがあります。

市販の睡眠薬について、その他に知っておくべきことは以下のとおりです。

市販の睡眠薬の概要
  • 市販の睡眠薬と病院の処方薬との違いは成分効果の持続性
  • 市販の睡眠薬の効果は一時的な不眠症状の緩和
  • ドラッグストアなどにある市販の睡眠薬の名称はドリエルリポスミンなどがある

市販の睡眠薬は健康な人にでも起こりうる、軽度かつ一時的な不眠症状の改善を目的に服用します。

ここでは、市販の睡眠薬の概要について解説します。

市販の睡眠薬と病院の処方薬との違いは成分と効果の持続性

市販の睡眠薬と病院の処方薬の違いは、以下のような成分と効果の持続性です。

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市販の睡眠薬(睡眠改善薬)病院の処方薬
成分抗ヒスタミン成分
ジフェンヒドラミン塩酸塩など)
・脳に作用する成分
ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系
・ホルモンに作用する成分
オレキシン受容体拮抗薬・メラトニン受容体作動薬
効果の持続性効果が比較的穏やかで、
持続時間も短め
症状に応じて効果が強く、
持続時間も長くなるものがある

抗ヒスタミン成分とは、アレルギー反応や脳の覚醒を引き起こすヒスタミンの働きを抑える成分であり、間接的に眠気を促す作用もあります。

一方で病院の処方薬は、医師による診断をもとに日中の機能改善を目的とし、不眠の症状と原因にあわせた薬剤が選ばれます。

処方薬の種類と対象となる症状
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処方薬の種類主な作用対象となる不眠の症状
脳の神経に
作用するタイプ
ベンゾジアゼピン系
非ベンゾジアゼピン系
神経の興奮を抑え、
眠気を促す
入眠困難、中途覚醒、熟眠障害など
睡眠・覚醒ホルモンに
作用するタイプ
オレキシン受容体拮抗薬
メラトニン受容体作動薬
睡眠と覚醒のリズムを整える早朝覚醒、生活リズムの乱れによる不眠など

参考:睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドラインー出⼝を⾒据えた不眠医療マニュアルー|日本睡眠学会

不眠の状態に合わせて適切な選択を行い、必要に応じて医療機関に相談することが、より良い睡眠のためにも重要となります。

市販の睡眠薬の効果は一時的な不眠症状の緩和

市販の睡眠薬(睡眠改善薬)は、抗ヒスタミン成分の眠くなる副作用によって、一時的な不眠症状の緩和に役立てられます。

一時的な不眠症状とは、以下のような状態です。

一時的な不眠症状とは
  • 生活リズムの乱れによる寝つきの悪さ
  • まれに朝早く目覚めてしまう
  • 引越しや出張など、環境の変化によって眠りが浅くなる

市販の睡眠薬を適切に使用することで、上記のような一時的な不眠症状をやわらげ、自然な睡眠リズムを取り戻す手助けとなる場合があります。

ただし、市販の睡眠薬は2~3日程度の一時的な服用が前提なため、連続した長期間の服用は推奨されていません。

市販の睡眠薬(睡眠改善薬)を服用する場合には、心身が健康な状態での一時的な不眠の緩和に役立てるようにしましょう。

ドラッグストアなどにある市販の睡眠薬の名称はドリエルやリポスミンなどがある

ドラッグストアやインターネット通販などで購入できる市販の睡眠薬(睡眠改善薬)で代表的なものを紹介します。

上記の市販の睡眠薬(睡眠改善薬)の有効成分はすべて抗ヒスタミン成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩50mgです。

ただし、形状や価格、パッケージデザインなどに違いがあります。

市販の睡眠薬(睡眠改善薬)購入する際は服用しやすさや価格帯を基準に、自分に合った製品を選びましょう。

症状別│朝までよく眠れる市販薬の選び方

朝までよく眠れる市販薬の選び方を説明する画像

不眠の原因や症状は人それぞれ異なり、症状に合った対処法を選ぶことが大切です。

市販薬にはさまざまな種類があり、成分や働きによって効果の出方も異なります。

朝までしっかり眠るためには、自分の不眠の症状のタイプを知り、症状に合った市販薬を選びましょう。

症状別おすすめの市販薬を以下にまとめました。

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症状タイプおすすめ製品特徴注意点有効成分
寝付けないドリエル
眠気誘導翌朝残る眠気に注意ジフェンヒドラミン塩酸塩
ネオディ
不安・ストレスハーブ系サプリリラックス効果、安心効果は穏やかで継続使用向けバレリアンGABA
体質による不眠酸棗仁湯
加味逍遙散
抑肝散



体質根本改善、体質に合わせて選ぶ効果発現までに時間がかかる漢方薬

以下では、それぞれの成分の特徴や選び方のポイント、注意点などをわかりやすくご紹介します。

自分の症状に合った睡眠改善薬を見つけ、健やかな眠りを取り戻すための参考にしてください。

また、オンラインクリニックで不眠の症状を診察してもらうことで、さらに症状に合った睡眠薬を手に入れることが可能になります。

デエビゴなどの睡眠薬処方が可能

寝つきが悪いなどの症状にはジフェンヒドラミン塩酸塩配合がおすすめ

夜布団に入ってもなかなか眠れない、頭が冴えて寝つきに時間がかかるといった「入眠障害」タイプの不眠には、ジフェンヒドラミン塩酸塩を主成分とする市販薬が効果的です。

ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン薬に分類され、もともとアレルギー性鼻炎や蕁麻疹の治療に使われる成分です。

しかし、下記のような性質を利用して、睡眠改善薬としても広く使われています。

ジフェンヒドラミン塩酸塩の主な効果
  • 中枢神経を鎮静化
  • 脳内ヒスタミンの働きを抑えて眠気を誘導

ジフェンヒドラミン塩酸塩配合の市販薬は、以下のような人におすすめです。

ジフェンヒドラミン塩酸塩配合の市販薬がおすすめな人
  • 布団に入っても目がさえて寝付けない
  • ストレスは少ないが、眠気が来ないタイプ
  • 「今夜だけでもぐっすり眠りたい」という場合

市販されている代表的な製品には、エスエス製薬の「ドリエル」や、ジェネリック品である「ネオディ」などがあります。

これらの薬は短時間で作用し、飲んでから30分〜1時間程度で眠気を感じ始めることが多いため、「とにかく今夜眠りたい」というときに適しています。

ただし、以下の点に注意してください。

  • 翌朝に眠気やだるさが残る場合がある
  • 高齢者・持病がある人は使用前に医師や薬剤師へ相談する
  • 口の渇き、便秘など抗コリン作用に注意する

ジフェンヒドラミン塩酸塩配合の市販薬は、眠れない日が続くときの“スポット対応”として、慎重に使うようにしましょう。

イライラや不安などで不眠の場合はハーブ系などの鎮静成分がおすすめ

イライラや不安などでなかなか眠れないという方は、ハーブ系などの鎮静成分が配合された市販薬がおすすめです。

ハーブ系成分の特徴は、副作用が比較的少なく、体質改善を目指しながら自然な眠りを促す点にあります。

習慣性や依存性の心配が少なく、サプリなどで手軽に始めることができます。

ハーブ系の鎮静成分が配合された市販薬は、以下のような人におすすめです。

ハーブ系などの鎮静成分がオススメな人
  • ストレスや悩みで心が落ち着かず眠れない
  • 睡眠薬には抵抗がある
  • 軽度の不眠・リラックス目的で使いたい

長期的に穏やかに効果を発揮することが期待され、体調に合わせて続けやすいことがメリットです。

代表的なハーブ系成分には、次のようなものがあります。

ハーブ系成分期待できる効果
セイヨウカノコソウ神経の興奮を抑える
カモミール緊張を和らげる
ラベンダーストレス緩和や自律神経のバランスを整える

上記のハーブ成分は、サプリメントやお茶などでも取り入れられるため、日常生活で無理なく取り入れることができます。

ただし、体質によってはごくまれにアレルギー反応が出る場合もあるため、心配がある場合は服用前に成分表示の確認や医師への相談を行いましょう。

体質からの不眠を改善したい場合は漢方薬がおすすめ

体質的な不眠とは、神経質でストレスを受けやすいなどの体質が影響しているケースです。

その場合、体質や体調に合わせた漢方薬の継続的な服用によって改善が期待できる場合があります。

漢方薬は以下のような人におすすめです。

漢方薬がおすすめな人
  • ストレス、冷え性、胃腸虚弱などの体質持ち
  • 睡眠の質そのものが悪いと感じる
  • 長期的ない体の内側から改善したい

漢方薬は、症状だけでなく体質や生活背景に応じたオーダーメイドの処方が選ばれます。

以下に漢方薬の種類と対象症状をまとめました。

漢方薬の種類
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漢方薬の種類対象症状
酸棗仁湯心身の疲れ、不安による不眠
加味帰脾湯精神不安、貧血、体力低下、更年期障害
柴胡加竜骨牡蛎湯不安やストレスによる不眠、動悸
半夏厚朴湯気分のふさぎ、のどの違和感、不安神経症
加味逍遥散冷え症、肩こり、疲れやすさ、月経不順、更年期障害に伴う不眠
抑肝散イライラ、神経過敏

これらの漢方薬は即効性があるわけではありませんが、継続して使用することで根本的な睡眠の質を改善し、体の内側から健康を整えることが期待できます。

最近ではツムラやクラシエといったメーカーから、OTC(一般用医薬品)としてドラッグストアや薬局で購入可能な製品も多数販売されています。

購入前に、医師・薬剤師に相談して選ぶと安心です。

ただし、漢方薬は人によって効果の現れ方が異なるため、1〜2週間使っても効果が実感できない場合は処方の見直しが必要です。

体質改善とあわせて、規則正しい生活や入浴、運動習慣の見直しも行うことで、より高い効果が得られます。

朝までよく眠れる市販薬おすすめ3選

市販の睡眠改善薬にはさまざまな種類がありますが、その中でも特に人気の高いものを厳選して3つご紹介します。

いずれも一時的な不眠症状の緩和に役立ち、寝つきが悪いときや夜中に目が覚めてしまう人におすすめです。

本記事で紹介する市販の睡眠改善薬は以下にまとめました。

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薬剤名小売価格主成分特徴おすすめな人用法/用量販売元
ドリエル

詳細はこちら
税込1,100円 (6錠入り/3日分)ジフェンヒドラミン塩酸塩スムーズな寝つきをサポートする初めて睡眠薬を使う人に1日1回2錠エスエス製薬
リポスミン

詳細はこちら
税込424円〜 (12錠入り)ジフェンヒドラミン塩酸塩一時的な不眠症状を緩和時々不眠がある人に1日1回2錠皇漢堂製薬
ネオデイ

詳細はこちら
税込600円〜 (6錠)ジフェンヒドラミン塩酸塩錠剤が小さく服用しやすい薬が苦手・飲みやすさ重視1日1回2錠大正製薬

これらの3つの市販薬がおすすめな理由は以下です。

おすすめな理由
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩(抗ヒスタミン薬)を主成分としており、睡眠を助ける効果がある
  • 利便性が高い:手軽に購入できる

それぞれの特長を比較して、自分の症状やライフスタイルに合ったものを選びましょう。

しかし、市販の睡眠改善薬は一時的な効果しか見込めません。

睡眠不足のストレスを改善するならオンラインクリニックで睡眠薬を処方してもらうことをおすすめします。

オンラインクリニックでは、市販薬よりも効果の強い睡眠薬が処方可能です。

薬が家に届く!まずはオンラインで気軽に相談


ドリエルはスムーズな寝つきをサポートする

こんな方におすすめ
  • 初めて睡眠薬を使う人に
  • 寝つきが悪くなかなか眠りにつけない
  • 眠りが浅い
ドリエルの特徴
  • 錠剤やカプセルなど複数の形状から選べる
  • 1回1錠または2錠で効果が期待できる
  • 翌朝まで眠気が残ることがあるため、服用タイミングに注意

ドリエル(エスエス製薬)は、眠れない夜に一時的に使うタイプで、脳の覚醒を抑えて自然な眠りに導いてくれます。

抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミン塩酸塩を配合し、寝つきの悪さや眠りの浅さを一時的に改善し、スムーズな眠りをサポートしてくれます。

ドリエルは、一時的な不眠症状の緩和を目的とした指定第2類医療薬品です。

使用前には、用法・用量を守り、注意事項をよく読みましょう。

また、睡眠改善効果には個人差があります。

2~3回服用しても症状が良くならない場合は、服用を中止し、医療機関で受診することをおすすめします。

ドリエルの詳細
分類指定第2類医薬品
有効成分2錠中 ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
効能・効果一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い、眠りが浅い
用法・用量・寝つきが悪い時や眠りが浅い時、1日1回就寝前に水またはぬるま湯で服用
・1回量/2錠(15歳未満服用不可)
用法・用量に関連する注意(1)用法・用量を厳守してください
(2)1回2錠を超えて服用すると、神経が高ぶるなど不快な症状があらわれ、逆に眠れなくなることがあります
(3)就寝前以外は使用しないでください
(4)錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く推して裏側のアルミ箔を破り、取り出してお飲みください。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さるなど思わぬ事故につながります)
サイズ直径:9.2㎜ 厚さ:4.2㎜
容量6錠・12錠
副作用かゆみ、胃痛、吐き気、めまい、倦怠感など
妊娠中・授乳中の使用妊娠中:服用不可
授乳中:授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさけてください
使用可能年齢15歳以上
参考文献:エスエス製薬│ドリエル

※実際の製品表記とは異なる場合もあります。


リポスミンは一時的な不眠症状を緩和する

こんな人にオススメ
  • コストを抑えたい
  • 時々不眠があり何度か睡眠改善薬を服用したいと考えている
リポスミンの特徴
  • 比較的手ごろな価格で入手できるため、コストを抑えたい人に人気
  • フィルムコーティング錠

リポスミン(皇漢堂製薬)は、一時的な不眠症の症状を緩和する睡眠改善薬です。

抗ヒスタミン成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されており、就寝前に服用することで、寝つきが悪い、眠りが浅いなどの症状を和らげます。

リポスミンは比較的手ごろな価格であるため、時々不眠があり何度か睡眠改善薬を服用したい人におすすめの睡眠改善薬です。

ただし、長期的な服用は避けましょう

2~3回服用しても症状が良くならない場合は、服用を中止し、医療機関で受診することをおすすめします。

口の渇き下痢の症状の持続や増強がみられた場合には、服用を中止し、医師・薬剤師または登録販売者に相談してください。

リポスミンの詳細
分類指定第2類医薬品
有効成分2錠中 ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
効能・効果一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い、眠りが浅い
用法・用量・寝つきが悪い時や眠りが浅い時、1日1回就寝前に水またはぬるま湯で服用
・1回量/2錠(15歳未満服用不可)
用法・用量に関連する注意(1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)就寝前以外は服用しないでください。
(3)錠剤の取り出し方
錠剤の入っている
PTPシートの凸部を指先で強く
押して裏面のアルミ箔を破り、
取り出して服用してください。
(誤ってそのまま飲み込んだり
すると食道粘膜に突き刺さる等
思わぬ事故につながります)
容量12錠
副作用かゆみ、便秘、吐き気、口の渇き、倦怠感など
妊娠中・授乳中の使用妊娠中:服用不可
授乳中:授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさけてください
使用可能年齢15歳以上
参考文献:皇漢堂製薬株式会社│リポスミン


ネオデイは錠剤が小型の睡眠薬で服用しやすい

ネオデイがおすすめな人
  • 薬が苦手
  • 飲みやすさを重視したい
ネオデイの特徴
  • 直径7mmの服用しやすい小型のフィルムコーティング錠
  • 寝つきが悪い、眠りが浅いといった一時的な不眠症状の緩和に効果をあらわす
  • 翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じることがある

ネオデイ(大正製薬)は、ジフェンヒドラミン塩酸塩を含むジェネリック医薬用品のような睡眠改善薬です。

ネオデイは慢性的な不眠ではなく、一時的な不眠症状の改善のための薬のため1度に購入できるのは1つまでとなっています。

また、2~3回服用しても症状が良くならない場合は、医療機関への受診をおすすめいたします。

服用した際に、口の渇き・便秘の症状の持続や増強がみられた場合には、服用を中止し、医師・薬剤師または登録販売者に相談してください。

ネオデイの詳細
分類指定第2類医薬品
有効成分2錠中 ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg
効能・効果一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い、眠りが浅い
用法・用量・寝つきが悪い時や眠りが浅い時、1日1回就寝前に水またはぬるま湯で服用
・1回量/2錠(15歳未満服用不可)
用法・用量に関連する注意(1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)就寝前以外は服用しないでください。
(3)錠剤の取り出し方
錠剤の入っている
PTPシートの凸部を指先で強く
押して裏面のアルミ箔を破り、
取り出して服用してください。
(誤ってそのまま飲み込んだり
すると食道粘膜に突き刺さる等
思わぬ事故につながります)
(1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)就寝前以外は服用しないでください。
(3)錠剤の取り出し方
錠剤の入っている
PTPシートの凸部を指先で強く
押して裏面のアルミ箔を破り、
取り出して服用してください。
(誤ってそのまま飲み込んだり
すると食道粘膜に突き刺さる等
思わぬ事故につながります)
サイズ直径:7㎜
容量6錠・12錠
副作用かゆみ、便秘、吐き気、口の渇き、倦怠感など
妊娠中・授乳中の使用妊娠中:服用不可
授乳中:授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさけてください
使用可能年齢15歳以上
参考文献:大正製薬│製品情報サイト ネオデイ

※実際の製品表記とは異なる場合もあります。

睡眠薬の処方を扱っているおすすめオンラインクリニック3選

不眠が長引く場合や、市販薬では効果が実感できないときは、医師の診療を診療を受けて処方箋を利用することも選択肢の一つです。

特に、オンライン処方薬は、家から出ずに医師の診断を受け、デエビゴなどの効果の高い睡眠薬を手に入れることができます

慢性的な不眠症に悩んでいるという人は、オンライン診療での睡眠薬を処方がおすすめです

睡眠薬の処方を扱っているおすすめオンラインクリニック3選を以下にまとめました。

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クリニック名料金プランの種類診察時間取り扱い薬発送日
DMMオンライン
クリニック

クリニックのプラン詳細を確認
単剤処方(らくらく定期便)
1か月ごと
3,740円(税込)~
らくらく定期便
単月
24時間365日
※年末年始を除く
・エスゾピクロン(ルネスタジェネリック)
・デエビゴ
・リスミー
・ラメルテオン
・酸棗仁湯
・加味帰脾湯
・ラフマ&アミノ酸
・ラフマ&乳酸菌
最短当日発送※
お試しプラン
7日分
2,750円(税込)~
入眠改善プラン
熟睡プラン
睡眠リズム改善プラン
単剤処方
デジタルクリニック

クリニックのプラン詳細を確認
通常プラン
1か月定期 
3,850円(税込)~
内服薬
漢方薬
24時間365日・エスゾピクロン(ルネスタ後発品)
・デエビゴ
・リスミー
・ラメルテオン
・酸棗仁湯
・加味帰脾湯
最短当日発送

お試しプラン
7日分
3,630円(税込)
入眠改善プラン
熟睡プラン
クリニックフォア

クリニックのプラン詳細を確認
加味逍遙散
30日分
6,358円(税込)
加味逍遥散
柴胡加竜骨牡蛎湯
24時間365日・加味帰脾湯
・柴胡加竜骨牡蛎湯
最短当日発送
※東京と大阪のエリアにおいて8:00~20:00で対応しています。エリアごとに当日便の利用金額が異なります。

オンラインクリニックを選ぶ際は以下のポイントを押さえておくと、自分に合ったクリニックを選ぶことができます。

クリニックを選ぶポイント
  • 処方薬の種類と選択肢があるか
    →不眠の原因や体質により適切な薬は異なる
  • 処方や配送のスピードを確認する
    即日または翌日配送に対応しているクリニックを選ぶ
  • 継続治療ができるかどうか
    →定期処方・定期配送に対応しているかなどを確認
  • 費用や支払方法の明確さ
    →診察料・薬代・送料などが別々にかかることがあるので確認する
  • プライバシーの配慮がされているか
    →薬の配送時、中身がわからないように配慮されているかも大切

以下で、それぞれのクリニックの特徴を詳しく解説していきます。

自分に適切なクリニックを選ぶことで、不眠治療をより効率的に行いましょう。

DMMオンラインクリニックは5つのプランで症状にあったプランを選択できる

DMMオンラインクリニックのおすすめポイント
  • 診察料0円+配送料550円(税込)
  • 処方薬の種類と選択肢が豊富
  • 5つのプランから選択できるため、初めての方でも安心
お試しプラン1週間分(7日分)
入眠改善プラン3,520円(税込)
熟睡プラン3,520円(税込)
睡眠リズム改善プラン2,750円(税込)
単剤処方2,750円(税込)

DMMオンラインクリニックでは、4つのお試しプランと単剤処方の合計5つのプランがあります。

DMMオンラインクリニックでは、2750円(税込)からプランを選択することができます。

一日当たり125円(税込)~491円(税込)で不眠改善の治療を始めることが可能です。

DMMオンラインクリニックは、処方してくれる薬剤の種類が多いため、色んなタイプの睡眠不足に対応することが可能となっております。

そのため、睡眠薬が初めてで、自分の症状にあった薬を見つけたい方におすすめです。

DMMオンラインクリニックで処方できる薬と主な効果
薬剤名主な効果・特徴
エスゾピクロン(ルネスタジェネリック)寝つきが悪い、熟睡できないなどの不眠症状を改善
不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくする
リスミー不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくし、睡眠を持続させる
エスゾピクロンと比較すると作用時間は長い
デエビゴ覚醒を促す物質の働きをおさえる
お薬の併用禁忌が少なく服用しやすい
ラメルテオン(ロゼレムジェネリック)寝つきが悪い、朝起きられないなどの症状を改善
体内時計をつかさどる脳内に作用し、睡眠覚醒リズムを調節する働き
睡眠時間が短い方よりも、昼夜逆転など睡眠リズムに問題がある方に効果があり
即効性はなく、内服開始から効果発現まで約2週間を要する
137 加味帰脾湯(カミキヒトウ)不眠症、精神不安などの改善によく用いられる漢方薬
103 酸棗仁湯(サンソウニントウ)体力が低下して、心身が疲労している人の不眠の改善によく用いられる漢方薬
ラフマ&アミノ酸睡眠の質や、起床時の満足感の向上をサポート
ストレス・疲労感の緩和も期待できる
ラフマ&乳酸菌睡眠の質や、起床時の満足感の向上をサポート
疲労感・眠気の緩和も期待できる

さらに、診察料無料・24時間オンライン診療対応なので、気になった方は一度受診を検討してみましょう。
※年末年始を除く

まずはお試しプランから!

DMMオンラインクリニックの概要
初診料・診察料0円
送料550円(税込)
営業時間24時間対応
※年末年始を除く
予約方法WEB
処方薬の受け取り方法自宅
コンビニ
ヤマト運輸の営業所止め
宅配BOX「PUDO」
支払い方法クレジットカード
DMMポイント
PayPay
診療方法ビデオ通話
当日診療可能
公式サイトDMMオンラインクリニック
参考:DMMオンラインクリニック ご利用ガイド


デジタルクリニックはお試しプランで初めての方でも安心

デジタルクリニックのおすすめポイント
  • 不眠改善を長期間継続していきたい
  • 6か月以上の処方で1か月分の薬代が0円※
  • 変更や解約に縛り・違約金なし

※予告なく終了する場合がございます。

お試しプラン1週間分(7日分)
入眠改善プラン3,630円(税込)
熟睡プラン3,630円(税込)

デジタルクリニックでは、通常プランとお試しプランの2種類のプランがあります。

デジタルクリニックでは、定期の幅が1か月~12か月と広く、定期期間が長いほど1日当たりの薬代は安くなっていきます

デジタルクリニックは、初診料は1650円かかりますが、再診料は0円となっています。

また、治療前から治療後までチャットで相談ができるので、なにか心配な点が出てきても、いつでも気軽に相談することができます。

薬のお届けも、プライバシーに配慮して伝票はクリニックとわからないように発送されます。

睡眠薬とバレたくない方にオススメです

まずはチャットで無料相談!

デジタルクリニックの概要
初診料・診察料1650円
送料全国一律550円
営業時間24時間対応
予約方法WEB、LINE
処方薬の受け取り方法自宅
薬局
支払い方法クレジットカード(VISA / Master/ JCB / AMEX)
デビットカード(VISA / Master)
代金引換
銀行振込
コンビニ後払い(NP後払い
診療方法ビデオ通話
当日診療可能
公式サイトデジタルクリニック


クリニックフォアは漢方薬がメインの治療プラン

クリニックフォアのおすすめポイント
  • 漢方薬での治療で依存の心配がない
  • 体質から不眠を改善できる
漢方薬料金
加味逍遙散(かみしょうようさん)6,358円(税込)
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)10,230円(税込)

クリニックフォアでは、漢方薬がメインの治療プランを扱っています。

クリニックフォアでは、不眠の症状に合わせて適切な漢方を処方します。

医療用の漢方のため、市販薬の漢方よりも効果が見込めます

医療用漢方で体質から不眠を改善しましょう。

漢方薬は、粉末タイプ錠剤タイプの2種類あるため、自身が飲みやすい漢方薬を選ぶのも一つの手となっています。

もし、漢方薬ではなく、普通の睡眠薬を処方してもらいたいという方は、内科のオンライン受診で処方してもうらうことができます。

体質から不眠を改善したい人はこちら

クリニックフォアの概要
初診料・診察料1,651円
送料全国一律550円
営業時間24時間対応
予約方法WEB、LINE
処方薬の受け取り方法自宅
薬局
支払い方法クレジットカード
GMO後払い
代金引換
Amazon Pay
診療方法ビデオ通話
当日診療可能
公式サイトhttps://www.clinicfor.life/
参考:クリニックフォア よくある質問

市販の睡眠薬を使用するときの注意点は?飲み合わせや服用期間などがある

市販の睡眠薬を使用するときの注意点を説明する画像

市販の睡眠薬を使用するときの注意点は、飲み合わせや服用期間などが挙げられます。

市販の睡眠薬を使用するときの注意点
  • お酒や他の薬との併用に注意する
  • 睡眠改善薬は長期間服用しない
  • 車両の運転などの前には服用しない
  • 妊娠中・授乳中の使用は原則禁止
  • 市販の睡眠薬で効果を感じない場合は医師に相談する

ここでは、市販の睡眠薬を使用するときの注意点をそれぞれ解説します。

お酒や他の薬との併用に注意する

市販の睡眠改善薬を服用する際には、飲酒を控えるとともに他に服用する薬があれば飲み合わせを必ず確認しましょう。

睡眠改善薬とアルコールを同時に摂取すると、中枢神経への抑制作用が過剰に高まり、以下のようなリスクが生じやすくなるためです。

睡眠薬とアルコールの併用のリスク
  • 強い眠気
  • ふらつき
  • 呼吸抑制
  • 翌朝まで眠気が残る

また、市販の睡眠改善薬の有効成分である抗ヒスタミン成分は、風邪薬やアレルギー薬などの他の薬にも含まれていることがあります。

そのため他の薬と市販の睡眠改善薬の併用によって、過剰な眠気や口の渇き、便秘などの副作用が現れるリスクにも注意が必要です。

睡眠改善薬は長期間服用しない

市販の睡眠改善薬は、数日から1週間程度の短期使用を目安に服用する必要があります。

抗ヒスタミン成分を含む睡眠改善薬を長期的に服用すると、以下のようなリスクがあるためです。

睡眠改善薬を長期的に服用するリスク
  • 連続使用によって耐性の形成が生じやすくなる
  • 副作用のリスクが高まる
  • 根本的な不眠の原因が隠れたまま放置される可能性がある

市販の睡眠改善薬は短期間で代謝されることが一般的ですが、連続使用によって体内に薬が残留しやすくなります。

これにより、眠気の持ち越しや口渇、頭の重さなどの副作用が現れやすくなることに注意が必要です。

また、耐性の形成や副作用が生じない場合でも不眠の根本的な原因が放置されることもリスクとなります。

市販の睡眠改善薬を服用しても不眠が解消されない場合には、医師へ相談することも大切です。

車両の運転などの前には服用しない

睡眠改善薬を服用した後は、車両の運転や機械の操作といった危険を伴う作業を行ってはいけません

睡眠改善薬に含まれる抗ヒスタミン成分の脳の中枢神経を抑制する作用により、以下のような影響が起きる場合があるためです。

睡眠改善薬で起こりうる影響
  • 反応速度の低下
  • 判断力の低下
  • 不意の眠気による注意力散漫

これらの影響により、運転中の事故や、作業中の重大なミスにつながるおそれがあります。

眠気やだるさが翌朝まで残ることもあるため、十分な睡眠時間が確保できない場合や、翌日に重要な予定や長時間の運転が控えている場合は、服用を控えたほうがよいでしょう。

妊娠中・授乳中の使用は原則禁止

睡眠改善薬は、妊娠中や授乳中には原則として使用が推奨されていません。

睡眠改善薬に含まれる抗ヒスタミン成分は、胎児に与える影響が解明されていないため、妊娠初期には特に注意が必要です。

胎児の発育に予期しない影響を及ぼす可能性があるため、安易な服用は避けましょう。

また、授乳中に服用した場合、成分が母乳を通じて乳児に移行し、眠気や呼吸抑制などの副作用を引き起こすリスクがあります。

このようなリスクを回避するためにも、妊娠中または授乳中に不眠症状が現れた場合は、自己判断で市販薬を使用せず、必ず医師に相談することが重要です。

市販の睡眠薬で効果を感じない場合は医師に相談する

市販の睡眠薬で効果が不十分な場合、以下のような背景が可能性として挙げられます。

市販の睡眠薬で効果を感じない場合
  • うつ病や不安障害などの身体的疾患である
  • 市販の睡眠薬が合っていない

これらの場合、市販薬の継続使用では根本的な解決につながりません。

特に対処が必要な疾患の場合、治療が遅れることで症状を悪化させるリスクもあります。

また、体質に合わない薬を自己判断で使い続けると、副作用のリスクが高まったり、睡眠リズムがさらに乱れる可能性もあるでしょう。

このような場合には自己対応を続けるのではなく、医師に相談することが重要です。

市販の睡眠薬を使わずに睡眠改善を目指す方法は?生活リズムの改善や必要な睡眠時間の把握など

市販の睡眠薬を使わずに睡眠改善を目指す方法には、生活リズムの改善や必要な睡眠時間の把握などが挙げられます。

睡眠改善を目指す方法
  • 生活リズムを一定に保つ
  • 自分に必要な睡眠時間を把握する
  • 日中に適度な運動をする
  • 夕方以降のカフェイン摂取を控える

上記の方法を実践することで、市販の睡眠薬を服用する場合にも効果が期待できる状態をより目指しやすくなるでしょう。

ここでは、市販の睡眠薬を使わずに睡眠改善を目指す方法を解説します。

生活リズムを一定に保つ

昼夜のリズムをコントロールする体内時計の乱れによって、寝つきにくさや中途覚醒などが生じやすくなります。

睡眠の質を高めるためには、以下のような方法で生活リズムを一定に保つことが重要です。

生活リズムを一定に保ちやすくする方法
  • 毎日同じ時間に起床・就寝する
  • 起床後に日光を浴びる
  • 寝る前の強い光を避ける

起床時間を一定に保つことは、体内時計をリセットし、睡眠リズムを安定させるうえで効果的です。

また、夜の寝つきが悪い場合には、朝の光を浴び、寝る前にスマートフォンやパソコンなどの強い光を避けることも自然な眠気を促す助けになります。

生活リズムが整うことで、薬に頼らずとも睡眠を改善できる可能性があるため、無理のない範囲から取り組んでみましょう。

自分に必要な睡眠時間を把握する

必要な睡眠時間は、人それぞれ異なります。

自分に必要な睡眠時間を把握により、生活リズムを整える指標を逆算的に把握することが可能です。

必要な睡眠時間を把握するには、自然に目覚めるまで眠る日を続ける方法徐々に体内時計を調整する方法があります。

自然に目覚めるまで眠る日を続ける方法
  • 3~4日間、眠れるだけ眠る
  • 眠れるだけ眠った期間の就寝時間と起床時間を記録する
  • 3~4日間目あたりから眠ろうとしても自然に目覚める
  • この時点の睡眠時間が自分に必要な睡眠時間
徐々に体内時計を調整する方法
  • まずは休日も同じ就寝・起床時刻で過ごす
  • 眠れるだけ眠った期間の就寝時間と起床時間を記録する
  • 自然に目覚ましなしで起きられるタイミングが訪れる
  • この時点の睡眠時間が自分に必要な睡眠時間

十分な睡眠が取れていると、目覚ましのアラームが鳴る前に自然と目覚めるようになります。

自然と目覚める理由は、人間の身体が必要な分だけ眠る仕組みを備えるためです。

自分に必要な睡眠時間を把握し、生活リズムを整えることでより健康的に眠りやすくなります。

日中に適度な運動をする

適度な運動は自律神経のバランスを整えられるため、夜間の自然な眠気を促す効果が期待できます。

ウォーキングやストレッチ、軽いジョギングなど、無理なく続けられる有酸素運動を取り入れることが効果的です。

適度な運動を習慣づける際には、以下のポイントを意識しましょう。

適度な運動を習慣づけるポイント
  • 無理のない範囲で行う
  • 心地よい疲労感を得ることを目標にする
  • 日常で体を動かす習慣を意識する

運動によって体温が上昇し、その後緩やかに低下する過程は、自然な入眠を促すリズムにもつながります。

日中の活動量を適切に保つことで、夜の睡眠も深まりやすくなり、翌日の目覚めもすっきり感じられるようになるでしょう。

ただし強度の高すぎる運動や、就寝直前の激しい運動は逆に交感神経を刺激し、寝つきを悪くする可能性があるため注意が必要です。

無理のない範囲で、自分に合った運動習慣を取り入れましょう。

夕方以降のカフェイン摂取を控える

就寝前4時間程度※ は、コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどのカフェイン飲料の摂取を控えましょう。(参考:不 眠 症|日本臨床内科医会

一般的に、カフェインの作用は摂取後4~6時間ほど持続するとされていますが、人によってはより長く影響が残る場合があります。

カフェイン飲料を避ける場合、以下のようなノンカフェイン飲料で代替する方法が効果的です。

ハーブティー
(カモミールティーやラベンダーティーなど)
精神を落ち着かせる作用が期待できる
ホットミルクトリプトファンで自然な眠気をサポート
麦茶体を冷やしすぎず、就寝前でも飲みやすい

トリプトファンとは、メラトニンなど睡眠に関わるホルモンの材料となる成分で、スムーズな入眠のサポートに必要です。

よって、トリプトファンが含まれるホットミルクによって、自然な眠気を引き出すサポートが期待できる場合があります。

また、麦茶はノンカフェインで風味にも刺激が少なく、就寝前でもリラックスして飲むことが可能です。

就寝前の飲み物をノンカフェイン飲料に置き換えることで、カフェイン飲料による刺激を避けられます。

市販の睡眠薬に興味がある人向けのよくある質問

市販の睡眠薬に興味がある人向けのよくある質問は、以下のとおりです。

市販の睡眠薬に興味がある人向けのよくある質問
  • 液体タイプの市販の睡眠薬は強いですか?
  • 病院で睡眠薬を処方してもらうにはどう相談すればいいですか?
  • コンビニで睡眠薬は売っていますか?
  • 市販の睡眠薬で効果の強い薬は買える?

ここからは、市販の睡眠薬に興味がある人向けのよくある質問についてそれぞれ解説します。

液体タイプの市販の睡眠薬は強いですか?

液体タイプが特別に効果が強いわけではありません。

液体タイプの市販の睡眠改善薬に含まれる主な有効成分は、錠剤やカプセルタイプと同じ抗ヒスタミン成分が中心です。

成分や含有量が同じなため、作用の強さに大きな違いはありません

ただし、液体タイプは体に吸収されるスピードが比較的早いことから、効き始めるまでの時間が短いと感じる場合があります。

一方で、錠剤よりも味を感じやすいことから飲みやすさで好みが分かれることもあるため、苦手な味ではないかの確認が重要です。

病院で睡眠薬を処方してもらうにはどう相談すればいいですか?

睡眠に関する悩みを、率直に医師へ伝えましょう

診察の際には、以下のような情報を医師に共有するとスムーズです。

具体的な症状寝つきに時間がかかる・夜中に何度も目が覚めるなど
頻度や時期いつ頃から続いているか・どのくらい頻度があるかなど
生活への支障日中の眠気や集中力の低下など

上記のような情報は単一の不眠症かどうかを判断して治療するためにも重要です。

高血圧や糖尿病の場合も間接的に不眠の症状がでる可能性があり、その場合にはケースに応じた治療をする必要があります。

また、市販の睡眠薬をすでに使用している場合は、名称や服用期間、効果の有無についても伝えましょう。

睡眠薬の処方は必要性を判断したうえで行われるため、悩んでいる症状を医師に伝えることが大切です。

コンビニで睡眠薬は売っていますか?

結論、コンビニでは睡眠薬(医薬品)は販売されていません。

睡眠薬の自動販売機販売やコンビニ販売は法的に認められていないからです。
参考:e-Gov 法令検索│医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

ただし、コンビニで手に入るものの中には、「リラックス効果」や「安眠サポート」をうたったサプリメントドリンク類がいくつかあります。

コンビニで手に入るもの
  • アミノ酸が配合されたドリンク(グリシンやテアニンなど)
  • ハーブティー(カモミールやラベンダーなど)

これらは、あくまでも健康補助食品や清涼飲料水の一種に過ぎません。

不眠の症状が気になる場合は、自己判断せずにドラックストアで販売されている市販の睡眠薬を選びましょう

慢性的な不眠や強い寝つきの悪さを感じている場合には、オンラインや対面で医師の診療を受けて適切な治療を受けることが大切です。

市販の睡眠薬で効果の強い薬は買える?

市販薬でより強く効くものを選びたい場合は、ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mgが配合されているかどうかなどを確認することが重要です。

以下の比較表では、代表的な市販の睡眠改善薬と対象の不眠タイプなどから相性を確認できます。

スクロールできます
商品名剤形有効成分対象の不眠タイプ
ドリエル錠剤
※EXはカプセル
ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg・眠りが浅い
・寝つきの悪さ
リポスミン錠剤ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg・眠りが浅い
・寝つきの悪さ
ネオデイ錠剤ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg・眠りが浅い
・寝つきの悪さ
ハイヤスミンA錠剤ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg・眠りが浅い
・寝つきの悪さ
アンミナイトドリンクジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg・眠りが浅い
・寝つきの悪さ

有効成分のジフェンヒドラミン塩酸塩によって、服用後30分~1時間で眠気が現れやすく、4~6時間程度効果が持続するとされています。

翌朝まで眠気が残るなどの副作用のリスクを低減するには、用法・用量を守って使用することが大切です。

効果の強い市販の睡眠改善薬を求める場合には、有効成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されているかどうかと錠形などから飲みやすさも確認しましょう。

まとめ:不眠症を改善したい場合は処方薬がおすすめ

市販の睡眠薬は、一時的な不眠の症状をやわらげるために使用されます。

一時的な不眠症状とは
  • 生活リズムの乱れによる寝つきの悪さ
  • まれに朝早く目覚めてしまう
  • 引越しや出張など、環境の変化によって眠りが浅くなる

市販の睡眠薬で効果を期待するには、睡眠改善薬や漢方薬などを自分にあわせて選びましょう。

睡眠改善薬を使用する場合、不眠の原因・成分・形状などが自分にあっているかどうかで選ぶことも大切です。

また、慢性的な不眠を改善したい場合は、病院で睡眠薬を処方してもらうことをおすすめします。

睡眠薬はオンライン診療でも処方可能となっています。

スクロールできます
クリニック名料金おすすめの人
DMMオンラインクリニックお試しプラン
2,750円(税込)~
睡眠薬治療が初めての人
デジタルクリニックお試しプラン
3,630円(税込)~
不眠改善を長期間継続していきたい
クリニックフォア加味逍遙散(かみしょうようさん)
6,358円(税込)
漢方で不眠を体質から治療したい

眠薬で十分な効果が得られない場合や、不眠が長期にわたる場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

目次