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COPD(慢性閉塞性肺疾患・肺気腫)



『COPD(慢性閉塞性肺疾患・肺気腫)』

喘息は非常に多い病気で、成人の10人に1人は喘息とも言われています。

日本において、「喘息」は、
1980年台に吸入ステロイドが使用できるようになったことで喘息の治療が一変し、
現在では喘息で亡くなられる方は年間1500人程ですが、
それまでは1万人を超える方が亡くなっていた時代もありました。

一方、
喘息と同じ気管支の病気である「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」
いわゆる「肺気腫」は、世界的に年々死亡数が増加しています。
2020年には世界における死亡原因の第3位にもなると予想されています。

日本でも、
COPDで亡くなられる方は年々増加傾向にあり、注意の必要な病気です。

COPDの原因のほとんどは「タバコ」です。

タバコを吸い続けることで肺が壊され、気管支は徐々に狭くなっていきます。
その結果、「慢性的に咳や痰が出る」「歩くと息苦しい」といった症状が出てきます。

お心当たりのある方は、いらっしゃいませんか?

治療せずに放置しておくと徐々に進行し
最終的には、家でも酸素を吸って生活しなければならなくなる可能性があります。

COPDの患者さんは非常に多く
日本で500万人以上いると考えられており、糖尿病の患者数と変わりません。

しかしながら、COPDと診断されている患者さんは全体の1割程度とされ、
多くの方は診断されないまま生活を送られています。

たばこを1日20本を20年以上吸われている方は要注意です。

COPDは早めの対応が大切です。

今では良いお薬があり、治療で進行を遅らせることが可能です。

もし心当たりのある方、またご不安な症状のある方は、どうぞお早めにご相談下さい。


いろいろな人、いろいろな想い
みんな、そらでつながっている
どんなそらにも陽が差しますように・・